e442.p01校訂済327R:9–11327L:1–2別大坂にて、東照宮志貴野を御打巡あり。上杉の攻口にかゝらせ給ふ時、鐵炮を並べ立てたるが、一同に城に向けて打掛けたり。大將巡見の時の故實なりと言へり。景勝攻口の陣所道筋に砂を盛り水を洒ぎ、煌やかに掃除して、景勝、直江只一人打具して、平伏して御目見申したりければ、東照宮、如何に皆骨折りたるぞ、と御詞を懸けられしに、童部爭にて、骨折候事もなき旨答へ申されけるとぞ。