e449.p01校訂済331R:2–5別細川三齋病を養ふとて吉田に寓居せられける時、渡邊睡庵勘兵衞が事訪ひて物語する時、大坂にて塙が夜討せし時、蜂須賀の士に感狀を賜はりたるは如何なる故にや。夜討は虛を見て討つ事古今同じ。虛有りて討たれしに、賞有りしは訝しくこそ、といふ。三齋聞きて、夏又事有るべきに、遠く慮らせ給ひて、諸將の軍兵を勸め勵まされんとの故なるべきにや、と言はれけり。