e592.p01校訂済426R:4–7朝鮮の役に、加藤淸正の陣所糧無くして馬を飼ふに苦める事あり。淸正聞きて、糧なくば藁を細に切り、大豆に交ぜて飼へ、と云はれしかば、諸士如㆑敎して、馬も能食して苦む事なし。近世明曆年中江戶大火に依て人馬の食乏し。御旗本の士新庄內藏助、古老の士に聞きける事有り、とて稻の苅禿を堀り泥を洗去つて飼しむるに、馬の力落ちざる事を得たり。