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立花道雪
本文表記 道雪・兩將・戶次・立花・鑑連・此人
立花道雪行狀の事 卷之八 · 13
- p01…立花道雪は、…
- p02…始戶次と言ふ。立花の跡を嗣ぎし故立花と稱す。始の名は鑑連、男子無く…
- p02…始戶次と言ふ。立花の跡を嗣ぎし故立花と稱す。始の名は鑑連、男子無く高橋紹運の子を養ひて嗣とす。…
- p02…始戶次と言ふ。立花の跡を嗣ぎし故立花と稱す。始の名は鑑連、男子無く高橋紹運の子を養ひて嗣とす。…
- p03…せず、常に手輿に乘れり。累代大友家に屬す。大友家衰へけれども道雪心を變ぜず。武勇逞しき人にて、士卒を見る事子を愛するが如し。…
- p03…、如何なる堅陣をも切崩さずと言ふ事無し。若先陣追立らるゝ時は道雪大音上げて、我を敵の中へ舁入れよ。命惜くば其後逃げよ、と眼を…
- p03…と眼を見出し下知せられし程に、守り返して勝ざる事無し。斯れば道雪の士は一日に幾度鎗を合せたりと言ふ者多し。又道雪常に、士に弱…
- p03…無し。斯れば道雪の士は一日に幾度鎗を合せたりと言ふ者多し。又道雪常に、士に弱き者は無きものなり。若弱き者有らば其人の惡きには…
- p03…ろかされ必ず拔懸して討死し給ふな。夫は不忠なり、身を全うして道雪を見つぎ給はれ。各を打連たればこそ斯年老いたる身の敵の眞中に…
- p03…と勇みて、聊も武者振の能見ゆれば呼び出して、彼人々見候へ。此道雪が見し所に違ふ可きに非ず、とて勝れたる剛の者の名を呼びて賴み…
- p03…候程に、能引き廻してよ、と言ひ、又人々の心を合せらるゝ事、此道雪は天の冥加に叶ひたる事よ、と勇め立て、若し若き士の席上にて心…
- p03…上にて心得違ひたる事の有る時は、客の前などに呼び出し打笑ひ、道雪が士不束にこそあれ。去れ共軍に臨みて火花を散し候鎗は、此人々…
- p03…とて鎗追つ取りたる眞似して譽められしかば、人々感じ淚を流し、此人の爲に命を捨てん、と勵みけり、…
道雪仁愛深かりし事 卷之八 · 6
- p01…道雪の側に仕ふる女に心を通はす者有りけるを、知らぬ體にてぞ有りけ…
- p01…密に情を通はす者の候ひしを誅せられき、と有らぬ事を態と言ひて道雪の答を試みけり。道雪打笑ひ、若き者の色に迷ひたるは、必しも誅…
- p01…ひしを誅せられき、と有らぬ事を態と言ひて道雪の答を試みけり。道雪打笑ひ、若き者の色に迷ひたるは、必しも誅せずとも有りなん。人…
- p01…犯したるに異なり、とぞ語られける。彼者傳へ聞きて心に慙ぢ、又道雪の仁愛に感ず。其後薩摩の軍鎧が嶽の城を攻むる時、道雪城を出て…
- p01…慙ぢ、又道雪の仁愛に感ず。其後薩摩の軍鎧が嶽の城を攻むる時、道雪城を出て戰ひしに、大軍押懸り危かりしに、彼者大音上げ、亂れけ…
- p01…、彼者大音上げ、亂れける味方を恥しめて散々に戰ひける。其間に道雪城近く引取りたるに、敵猶嚴しく進み來て城門を閉て敢ぬ計なりけ…
立花道雪高橋紹運猫尾城の寄手に加はる事附道雪死去の事 卷之八 · 13
- p01…を圍みて數十日攻むれども落ちず。大友の兵、長陣に氣疲れたりと立花道雪、高橋紹運聞きて、宗麟に馳せ加はり然るべし、と相謀り、俄に兵…
- p01…ば敵の中數十里押通る事は如何あらん、と紹運の從士言ひければ、道雪へ斯くと言ひ送らるゝに、道雪色を變へ、あはれ早く夜の明けよか…
- p01…あらん、と紹運の從士言ひければ、道雪へ斯くと言ひ送らるゝに、道雪色を變へ、あはれ早く夜の明けよかし。見晴して敵出でば、撫切に…
- p01…り顏計出して鐵炮を搏つ者あり。殊に手練にて手負數多に及べり。道雪の乘物舁きたる人にも中りて倒れしかば、乘物をはたと落しぬ。道…
- p01…雪の乘物舁きたる人にも中りて倒れしかば、乘物をはたと落しぬ。道雪怒りて、彼を討て、と下知して傍より頻に鐵炮を搏ちかけたれども…
- p01…きて鐵炮を打出せば、狙ふべき透間無くて、中中當らざりしかば、道雪、如何に紹連の士に手練は御座さぬか。彼討たせ給へ、と詞をかく…
- p01…、俯伏に倒れ死す。敵前後より取挾みければ、後陣の由井雪加より道雪へ使を以て、唯今討死を遂ぐべし、と申し送るを聞きて、紹運大返…
- p01…は爰に陣す可し、とて曠原に折敷かせたり。俄に雨降り來れども、兩將打廻りて士卒に詞をかけ勞はらるゝに、本より兩將の恩惠に懷き服…
- p01…降り來れども、兩將打廻りて士卒に詞をかけ勞はらるゝに、本より兩將の恩惠に懷き服したる者共なれば、些とも疲を覺えざりしとぞ。斯…
- p01…明けの夜黑木に押附けられしかば、豐後の兵競ひ合へり。宗麟も、兩將の擧動鬼神の業なる可し、とて崇敬し、諸卒に及ぶ迄遇し爲られけ…
- p01…後に歸りければ、思ひ〱にて事ゆかず。宗麟も引き返されしかば、兩將も高良山に陣して其の年も暮れぬ。明る天正十三年の夏に及びけれ…
- p01…三年の夏に及びければ、陣替爲可しとて、紹運は赤司に屯を換へ、道雪は北野村天神の壇に移られしに、病み附て次第に重くなりしかば、…
- p01…らんには、雪加が一族罰を蒙るべし、とて九月二十四日陣拂して、道雪の棺の供して立花へ引き取りけり。…
高橋紹運討死の事附立花統增薩摩に囚るゝ事 卷之八 · 3
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